タトゥー施術後の運動について
・施術後はどのくらい運動を控えたほうがよいの?
・2週間控えた方がいい?
・2日経ったら運動してもよい?
プールやジムでのトレーニング、ランニング、ウォーキング
激しい運動について解説します
なぜ気をつけないといけないのか??
タトゥー施術直後の皮膚は「傷」「ケガ」と同じ状態
タトゥーというのは肌に小さな穴を開け、その穴を通じて真皮にインクを入れます。
施術中や施術後の皮膚は「傷」と同じ状態になっています。
タトゥーの痛みや皮膚の状態は個人差はあるものの、傷には変わりありません
その状態で運動をすると傷口が悪化して化膿したり、汗による雑菌繁殖などの恐れ、人によっては熱が出たりする場合があります
その傷を保護しようとするのがカサブタです。
綺麗に治すためには彫った部分が完治するまでとにかくかさぶたを大事に扱い、ケガを治すまでは、アフターケアを怠らないでください。しっかりと手入れしなければ、治りにも時間がかかり、発色に影響し、色飛びするなど残念な作品になるかもしれません。
なので施術直後はアフターケアを丁寧に行い、
傷口を悪化させる行為は控えることが大事なのです!
なぜ激しい運動はいけないのか??
細菌やバクテリアの増殖を促して炎症をおこす可能性
運動すると汗をかきます。大量の汗で蒸れてしまい、雑菌の繁殖から彫った部分が炎症を起こすことがあります。
スポーツジムの場合、トレーニングマシーンを利用者同士で共有するので
傷口の衛生面を考えると2週間程度は利用を控えたほうがよいでしょう
激しい運動による皮膚の伸縮
運動時の皮膚の伸縮でかさぶたが割れたり、治りが悪かったりします。特に厚いかさぶたができた場合は、激しい運動や彫った部分が伸び縮む様なことは避けて、保湿クリーム等を塗り様子をみてください。かさぶたが割れると色抜けの原因になる可能性があります。かさぶたが自然にとれるまでは彫った箇所に負担をかけないようにしましょう。
ウエアによる摩擦の多い服は患部を擦る
プール時のラッシュガード、
ランニング、トレーニングジムなどで着るスポーツインナーなど
密着した服を着る場合は運動時に患部をこする場合があります
患部を圧迫する様な服は避けて下さい。
特に足の関節部位は注意が必要
足の関節部位(膝、膝の裏、足首、かかとなど)靴下でこすったり、歩いたり走ったりする場合に関節や筋肉の収縮を伴います。足関節は運動による負担が大きくタトゥーの仕上がりにも影響を受けやすい部位になります
プール、温泉、海水浴など体が水に浸る場合は細菌感染する可能性もある。
プール・温泉、海水浴などで
傷口を濡らしてしまうと、ばい菌が入って化膿してしまう恐れがあります。
施術部位を雑菌がいるお湯や水につけると、そこから雑菌などが侵入して化膿の原因になります。自宅での入浴もシャワーですませたほうが無難です
また、完全に傷が治ってないタトゥーは長時間大量の水にさらされると、インクが定着せず、皮膚内部からインクが抜け出してしまう恐れがあります。)
温泉やプールなどはできましたら衛生面を考えますと1週間程度は避けてください。2週間は控えるよう勧める彫師もいます。
屋外でのスポーツによる紫外線刺激
強い紫外線に当たると皮膚に色が入らなかったり、薄くなることがあります。施術部位が完全に回復するまでは、屋外の直射日光や日サロでの日焼けは避けてください。4週間程度開けるのがおススメです
汚れが付きやすい運動
ラグビーやサッカーなどの患部が汚れやすい(泥だらけになる)運動もおすすめできません。傷口に汚れが入ると治りが遅くなるどころか、炎症にもつながりやすいです
この時期に重要なこと
衛生面と傷の回復が最優先です。
まずはアフターケアを徹底的にして、傷口の治りを確認します。
回復が早ければ安静期間が短くて済み、タトゥーの仕上がりもよくなります

タトゥーを入れた日に運動しても大丈夫?いつからOK??
最低でも傷口が落ち着く2~3日は何もせず、様子を見ましょう
基本的には2週間~1カ月の間は傷口の様子を見ながら運動が可能です
肌の治り具合をみてまだかさぶたが有る様なら炎症の可能性があるので控えたほうがよいでしょう。
1カ月以上経過するとかさぶたもとれ、タトゥーの色も落ち着きます
激しい運動、海水浴やプール、日焼けサロンなども問題なくできます
(あくまで個人差があるため、ご自身で皮膚状態を確認しながら始めてください)
運動開始(再開)時に気を付けること
まずウォーキングやストレッチなど、比較的軽い運動や室内で取り組めるものからはじめるのもおすすめです。その際、傷口の様子を確認し違和感があったり、傷口が悪化するようでしたらまだ運動を控えたほうがよいでしょう
傷口に負担をかけない、施術した部分を避けて運動をすることも重要です
足に彫ったのであれば、上半身だけのトレーニングなどはありです
仕事上、激しい運きを伴う場合
建設現場での作業やダンサーなどの体を動かす仕事をしている場合は、1日または2日の休みがある直前にタトゥーを入れ、仕事に戻るまでに回復時間を確保することを検討しましょう。
どうしても仕事で避けられないのなら、通気性のいいガーゼを巻いて仕事をするなど患部の清潔を保つことが大事です。 もしガーゼを当てるなら剥がす時にぬるま湯を当てながら剥がしてください。(無理やりガーゼをはがすと傷が悪化し治りが悪くなる場合もあります)
余談:タトゥーを入れた後に筋トレを始めるとデザインが変形するのか?
筋肉も一日にしてならず、日々のトレーニングによる筋肉変化ではデザインはそんなに変わりません
ボディービルダーなど筋肉のコンテストを検討している場合は
彫るときに筋肉の評価に影響がない部分でのタトゥーをおススメします
(参考)ダイエット後のタトゥー
ちなみにトレーニングジムなどではタトゥーが入っていることで入店をお断りされる場合もあります
事前にタトゥーOKのジムを選ぶ、彫る部位を検討することも大事です
詳細は彫師に聞くのがベスト
ネットでも色々な情報がありますが、
柄や部位に合わせた対処法は彫った彫師に聞くのもおすすめです
タトゥーアーティストは、入れたばかりのタトゥーのケア方法について説明してくれます。入れたばかりのタトゥーを保護する方法はスタジオやタトゥーアーティストによって異なる場合があるため、施術を担当したアーティストのアドバイスを聞き、施術箇所が正常に回復するようにしましょう。
- 施術担当者の指示を忘れないように、メモ帳やスマートフォンなどにメモしておくのもアリです
万が一傷口の回復が良くないときは皮膚科も検討する
施術後4~5日経過しても痛みがある、腫れてしまった、化膿してしまった場合、絶対にご自身で安易に判断せずに早い段階で皮膚科への受診をお勧めします。
まとめ
タトゥー施術後の皮膚は傷と同じ状態です
その時に無理をしてしまうとせっかくのタトゥーが台無しになってしまいます
運動も大事ですが、数日から数週間は自分の体のために休むことも必要です
きれいな仕上がりのため、早い回復のため
アフターケアーに取り組みましょう
それでは素晴らしいタトゥーLIFEを☆彡
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